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しろまち堂~本館・こちらは新館です~

読んだ本のなかでも、イチ押しおススメの本をご紹介しています。 FC2の『しろまち堂~本館(休館)~』( http://honwagohan.blog19.fc2.com/ )から引っ越してきました。よろしくどうぞ

3年7組食物調理科(須藤靖貴・著 講談社)

傾向的に、これからもう少しYA本の紹介を増やせるといいかな…と思っています。

まあ、最近読んでいるYAのガイドブックが面白かったからなんですけどw(あ、YA本は記事の最後にリンク貼っておきますねー) 

 

 

YAってね、やっぱりアタリ外れがあるというか、妙に生真面目だと面白くないし、エンタメに寄り過ぎるとラノベになってしまうという、なかなか難しい部分がありまして。

その点、この本はとってもYAっぽくてようございました♪ 

 

ちょっと幼くて単純で詰めの甘いダンスィーが一生懸命に格闘しながら半年ちょいがんばって調理しながら成長していく爽やか系のストーリー。

主人公の米崎恵志の視点からクラスの1年弱のようすが語られます。

専門科のある高校ってこんな感じなんだー?

卒業時に調理師免許の取れる食物調理科は3年ともなると実習がメイン。毎日せっせと調理したり献立考えたりの繰り返しです。

 

<ショクチョウ(食物調理科)>の大きなトクチョウは『話し合いは全員一致まで』。

なかなか独特なルールだけど、大問題でも小問題でもこの決定事項は繰り返し出てきます。今時珍しいけれど、こうなると徹底的に考えて論議をしなくちゃいけなくなりますねー。

パワーゲームにならないあたり、YAの中では若干児童書寄り的な位置づけなのかもです。

 

学校の特性を活かすためなのか、主人公のタイプなのか、恵志は高校3年生にしてはちょいと幼いかな?と思うところが多々ありますが、要素のいれ方によっては物語の流れが全然変わってくるでしょうから、恋愛要素や人間関係のあれこれに関してうとい子を主人公にして、純粋に調理の話にするのがいい、ってことなのかな。

 

 取り組んで、失敗して叱られたりそこから何かを学んだり、たまに学んだつもりが学べてなくってさらに叱られちゃうことなんかもあったり。

ものすごくドラマティックなことばかりおきるわけじゃないし、飛躍的に恵志の腕前があがって天才シェフに!なーんて少年マンガみたいな展開もないけど、だからこそ<日常>のあったかさや面白さがみっしり詰まってます。 

読み進むにつれて、そうそう学校ってこんなふうだった、っていう懐かしさと若さのパワフルさのおすそ分けをいただく気分になりました。

 

 美味しそうで元気が出る、まさに表紙のご飯のような作品。

モリモリっと一気に読めちゃいますので、気になった方はぜひご一読をどうぞ♪

 

そして、この本を知るきっかけになったYAのガイドブックがコチラ↓。

ここで紹介されてる本を読んでブログ記事にすることがこれから増えるかも?ですー^^

 

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